1967(昭和42)年に創立されたヤマザキ学園は、 創始者山﨑良壽先生によって創設され、日本における動物看護教育のパイオニアとして50年以上にわたり、建学の精神「生命への畏敬」と「職業人としての自立」を基盤に、コンパニオンアニマル(伴侶動物)に対する動物看護・ケアの教育研究に邁進して参りました。「生命(いのち)を生きる」という教育理念は13,000名を超える卒業生に受け継がれ今日に至ります。
本学園は1994(平成6)年、動物看護教育において日本で初めてとなる専修学校の認可を受け以降、高等教育機関として初めての3年制の短期大学、さらに短期大学を改組し、2010(平成22)年には日本で唯一の動物看護学部を擁する4年制の大学を開学いたしました。2019(平成31)年4月には、55年ぶりの新学校種「専門職短期大学」を開学し、3校体制により動物看護分野の教育・研究に邁進しております。
理事長・学長 山﨑 薫
人と動物を取り巻く環境が時代と共に大きく様変わりしていく日本において、2018年5月、(公社)日本獣医師会の支援の下、(一社)日本動物看護職協会に「動物看護師国家資格化推進委員会」が設置されました。私は委員長を拝命し本格的に準備を進め、2019(令和元)年6月21日、創立以来の念願でございました『愛玩動物看護師法』が成立いたしました。創始者生誕100年の記念の年に『愛玩動物看護師法』が成立したことは、動物看護の歴史において新しい幕開けと確信し、ヒトと動物の平和で豊かな社会を築くために、さらなる「動物看護教育」の道を切り開いて参ります。
サンフランシスコ州立大学芸術学部卒業。麻布大学大学院獣医学研究科修了。
1994年ヤマザキ学園2代目理事長に就任。本学園の動物看護教育と活動がアメリカで高く評価され、2010年カリフォルニア州動物看護職協会の名誉会長に就任。2016年には環境省より「動物愛護管理功労者大臣表彰」を受賞。2018年(一社)日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会 委員長に就任。
動物共生社会の実現に向け動物看護学の科学的体系づくりを目標に、教育と研究を探求し、生命を尊重する倫理観と広い視野をもって課題解決能力を身に付け、社会に貢献できる人材を養成します。
専門職短期大学の特色である産業界から招聘した高度な実務能力を有する実務家教員を配置し、学内450時間の実習に加え、学外450時間の臨地実務実習を行います。
コンパニオン・アニマルの生から死までのトータルケアを行い、訪問看護・在宅ケアを教育の特色とすることに加え、動物関連産業界(動物医療を含む)において飼い主(消費者)と市場とを結ぶ役割を果たす動物看護師を養成します。
動物病院やペット美容サロン、ペット関連ショップ等にて、卒業後社会で即戦力として活躍できる人材を養成します。
めざしたのは「技術」だけではない、
生命観や自然観に支えられた「全人格的な教育」
教育理念の中には「生命への尊敬の心をもつ」、「動物愛護を通して自分と社会を見つめる」、「礼節や思いやりを大切にする」という3つの理念が含まれています。1967年12月10日、単なる技術教育だけではない、生命をあずかるものとして必要な生命観や自然観に支えられた全人格的な教育を理念に掲げ、創始者の自宅応接間で世界初「イヌのスペシャリスト養成機関」が誕生しました。
“人間は、地球上に存在する多種多様な生命に対し、尊敬の心を持ち、生態系の摂理の中で生かされている生命であるという思想のもと、共に生きるものに限りない愛を注ぐ”この精神を通して調和のとれた平和な社会の建設に寄与する豊かな人間性と幅広い視野を持つ人間教育を行う。
動物愛護の精神のもと、人間が自分たちよりも小さな弱い立場の生命に思いやりの心を忘れず、動物たちと豊かに共生すること。
全ての学修を通して、正しい人生観、社会観、自然観の思想を背景に、学問・技術の修得にとどまらず、礼節や思いやりの心を育み、人として備えるべき教養を重視。
ヤマザキ学園は日本で最初に動物看護師という職業を確立し、以来50年以上にわたり動物にかかわる
さまざまな組織と太い絆を結んできたため、信頼できる就職先ネットワークを築いています。
山﨑薫理事長の役職の一部を赤色の文字で示しています。★は本学園卒業生の就職実績を示しています。